俺としては昨今の音楽における音質がかなり問題あると思えるんだよ。はっきり言って嫌いだ。聴いているとただ頭に来るだけだよ。音楽そのもののクォリティの話をしてるんじゃないよ、ただ、21世紀に入って音楽のサウンドはいまだかつてなく最低なものになってるんだ。アナログが78回転だった頃よりもひどいよ。才能ある開発者らはどこにいっちゃったんだ? これはどういうことだよ?
『狂った蜜蜂』観て改めて感心…ウンベルト・レンツィの映画ってホント、どれもスゲエ適当だな!何なんだ、あのオチは!まだ観てない60~70年代のDVDあるから、いまからそれ観るか…。
後年の『ブルース・リーの復讐』や『ナイトメア・シティ』(祝再発!)の投げっぱなし感にはかなり影響された…職人の責任感皆無で、勿論作家から程遠く(でもどこかアンニュイ←これ重要)、もはや何者ですらない…。
レンツィの一連の60’sジャーロもだいたい観ているが、意外に記憶に残っていない… 本人は戦争映画が本領らしい(多分つまらない)が、80年代に量産した「こんなんでええやろ」的なのが最もクールで素敵なんじゃないかと…あと『人喰族』とかさ!
明らかにレンツィより職人であるマッシモ・ダラマーノ『ドリアン・グレイ 美しき肖像』を一昨日観て、この監督が80年代も生き、映画を撮っていたらどうなっただろう?と思った。
まぁ、レンツィみたいな下品なのは撮らなかったなとは思う…が、いくらヘルムート・バーガーが出ているとはいえ『ドリアン・グレイ 美しき肖像』は、それなりに文芸ポルノだったりする。
で、いま話題にしているイタリアのB級映画人たちのえげつない娯楽映画群も、その背後に見え隠れするペシミズムだけには、どれも誠実さを感じてしまう…ディ・リオにしても、フルチでさえも。
で、我が国の娯楽だけじゃなく、あらゆる表現を見ても「呑気な自己肯定ばっか」だな…と感じてしまう。その方が一般的には職人、なんだろうけどさ。
イタリアB級映画の配慮なき残虐さ無情さの方が、よっぽど人間賛歌を感じる。様々な舐めきった状況の中、いまだ屈託のないものの跋扈するのを目にするにつけ。
自宅にずっと籠もってルー・カステル特集…『殺して祈れ』『群盗荒野を裂く』『狂った蜜蜂』そして最後に゛Matalo!”…あんまり顧みられないイタリア娯楽映画時代出演作をまとめて観たが、この人の存在がますます不思議に感じられるようになったのだった…。
゛Matalo!”はマカロニというより殆ど監禁暴力映画といった趣。サイケ入ったスローモーション多用で、暴行受けるカステルを飼い馬が助ける謎の描写あり。他の三本が68年辺りなのに、70年製作ですでに音楽がプログレ。カステルも、その後のオッサンキャラの片鱗を見せ始める…。
『ポケットの中の~』や『聖なるパン助』(最高カッコイイ!)でファンになった人は『群盗~』くらいは観て欲しい…ヴェンダースもファスビンダーもこれ観ての起用らしいから。数年前の来日公演観たかった。





